『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、とても性格が良いことでも有名ですよね。
誰にでも心優しく、真面目で強くしっかり者の炭治郎はまさに主人公の鑑です。
私も炭治郎が大好きですし、周りでも好きな人は多いので、やっぱり人気が高いキャラですよね。
ここでは、そんな炭治郎のかっこいい魅力について徹底考察していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
炭治郎のかわいくてかっこいい5つの魅力!
炭治郎のかわいくてかっこいい魅力を列挙してみました!
ネタバレ満載なので、原作を読んだ方のみこの先を読んでくださいね。
1. しっかり者で優しく誠実な心を持つ
炭治郎は炭を売る竈門家の6人兄弟の長男として生まれ、早くに亡くした父親の代わりに一家を支えて働くしっかり者です。
そんな炭治郎の最大の魅力は、心がとても優しく誠実だというところ。
やっぱり優しい男性というのは魅力的なので、炭治郎が好きな読者も多いのではないでしょうか。
炭治郎は誰にでも優しくて、困っている人を見捨てることができない、近年稀に見る思いやりのある誠実な主人公です。
ホント、どうやったらこんな良い子が育つの?ってくらい良い子ですよね。
しかも正義感も強く人格者で、性格は完璧といっていいくらいです。
そういえば炭治郎は見た目もイケメンだし(妹の禰豆子が町で評判の美人なので、その禰豆子に似ている兄の炭治郎はイケメンと言っていいのではないか)、実は料理上手でもあるし、ダメなところがほとんどない。
女性から見たら、結婚相手として炭治郎はピカイチかもしれないですね。絶対相手を大切にしそうだし、炭治郎と結婚したら不幸せになるという未来が想像できないくらいです(笑)
最近の漫画主人公の中では珍しいくらい優れた人格者である炭治郎の性格は、多くの読者の心を魅了しているんじゃないかな。少なくとも私は炭治郎が大好きです!
2. 深い慈悲のある心を持つ
炭治郎は、敵である鬼に対してすら憐みの心を持つことができる人間です。
藤襲山での最終選別で対峙した鬼である「手鬼」が最期に悲しみの匂いを発し、泣きながら消えていく時、炭治郎はその手を取って祈りをささげました。
「神様どうか、この人が今度生まれてくる時は、鬼になんてなりませんように」
…なんって深い慈悲の心を持っているのでしょう、炭治郎って。
さっきまで自分をめちゃくちゃに殺そうとしていた敵なのに、その相手の手を取ってこんなことを思えるとは。本当に優しいですよね。
また、那田蜘蛛山編では累の母親役の鬼が敵意を喪失して死を受け入れようとしていた時、「干天の慈雨」という痛みを感じない技でとどめを刺しました。
あんなに酷いことをした累に対しても、彼が最期悲しみながら死んでいくのを感じ取った時、彼の体に手を乗せて慈悲の心を向けています。
酷いことをした敵に対しても慈悲の心を向けられる炭治郎は、本当にすごいですよね。
直前まで味方に酷い仕打ちをした鬼に対しても慈悲の心を向けるというのは、賛否両論あるかもしれません。人によってはそういう部分が偽善者のように映るかもしれないでしょう。
でも本来鬼は人間だったし、鬼になったことで自我を失って非道なことをしている者も多く、彼らもまた被害者なんですよね。一番悪いのは無惨ですし。
そして、最期に人間だった頃の記憶を取り戻して悔いている者に対して、憐みの心を持つことはなんらおかしくないと思います。
むしろ炭治郎が本物の優しさを持つ人間だからこそ、悲しみや後悔の気持ちを匂いで感じ取った時、瞬時に慈悲の心が浮かぶのではないでしょうか。
味方に対して優しくするのは誰でもできますが、敵に対しても慈悲の心を持つというのは、並大抵の人間にはできませんよね。
それができる炭治郎だからこそ、多くの人を魅了するのだと思います。
「敵にすら慈悲の心を持つ」、これが炭治郎最大の魅力なんじゃないでしょうか。
3. 努力を継続できる意志の力を持つ
炭治郎は主人公ではありますが、最強でもないし本来どこにでもいる普通の少年です。
なのに、彼は普通の人間なら逃げ出したくなるような過酷な特訓から逃げ出さず、最後までやり遂げる強さを持っています。
鱗滝さんの修行や蝶屋敷での機能回復訓練など、辛すぎる修行から一度も逃げなかったのはすごいですよね。
蝶屋敷では同期の善逸や伊之助が逃げ出しても、炭治郎だけは逃げずに修行し続けていましたし。
炭治郎は自分のことを「頑張ることしかできない」と言っていて、自分には努力しかできないことをわかっているのでしょう。だからこそ、逃げ出さない。
それでもですよ、多くの人間が逃げ出すような修行を耐えて努力を継続できるのは、これも並大抵の人間ではできないですよ。
昨今の漫画では最強の主人公があまり努力もせずにナンバーワンの強さを誇ったりしていることもありますが、炭治郎はそういうタイプではありませんよね。
ヒノカミ神楽を使える、体質的に鬼の素質がある、とかいう特徴はありますが、基本的には努力して柱にやっと近づけるレベルの人間です。
でも炭治郎は、自分が非力だということがわかっているからこそ、努力を続けるんですよね。
世の中にはあまり努力しなくても天才的に強い人間もいますが、炭治郎はそうではないので、修行して努力して強くなっていきます。
しかし単に修行が辛いだけでなく、鬼との戦い自体も辛いはずなのに、一度も逃げ出さず最終決戦まで戦い抜いた炭治郎は、やはり努力家で強い意志を持つ男なんだと思いますね。
あまりにも人間性が完璧に出来過ぎていて、とても10代とは思えませんが…でもやっぱり努力を怠らず頑張り続ける炭治郎は、男としてとてもかっこいいです。
4. 真面目で頭が固い&天然でかわいい
炭治郎はずいぶんと頭が固く生真面目で、融通が利かないようなところもあります。
性格が良すぎて非の打ち所がないと思われる炭治郎の、唯一の欠点ともいえるのでしょうか、この頭の固さは。
炭治郎は物語序盤で「無料であげる」と言われたボロい籠にすらお金をきちんと払っていたりしますが、ここら辺も真面目過ぎですよね。。
「ただでくれるんならもらっとけばいいじゃん、これから旅立つのに食べ物とかを買う貴重なお金なんだから取っておいた方がいいんじゃないか?」と私は思ってしまいました…炭治郎は真面目過ぎていろいろ損をしそう(笑)
でも、こういった生真面目さが炭治郎の良い面でもあるので、まさに長所と短所は表裏一体というやつですね。
「人のためにすることは、巡り巡って自分のためになることだし」と笑顔で言ってたりするので、炭治郎は一時的に損をしても最終的には人生幸せに生きられるタイプなんでしょう。
また、炭治郎は真面目を通り越してド天然でもあり、時々すごいツッコミを入れたくなるような発言をしています。
鼓屋敷編で伊之助が殺された人の埋葬を手伝わない時、勝手に「傷が痛むからできないんだな」と勘違いして、伊之助をいたわっていました。
ここで初めて度を越す炭治郎の天然っぷりが披露されていましたが、その後もたびたび天然発言を繰り返しています。
特に、不死川さんがおはぎ好きなのを知った辺りの炭治郎の天然発言は最高でした…ついでに富岡さんまで天然だったのが最高。
天然は人によって好き嫌いが分かれるかもしれませんが、炭治郎の天然はすごくかわいいので、多くの人がより炭治郎を好きになったのではないでしょうか。
個人的には、炭治郎の天然っぷりは彼の人の良さがにじみ出る感じで、とても好感が持てましたね。親近感が沸いてさらに好きになりました。
しっかり者の炭治郎が実はド天然っていうのは、ギャップにもなりますし、彼の魅力をより高めていると思います。
5. 並外れた強い勇気を持つ
炭治郎は単に性格が良いだけではなく、強い勇気を持つ人間でもあります。
まず、いくら家族を殺されたから、妹の禰豆子を人間に戻したいからといっても、鬼狩りになるという決意をするというのがすごいですよね。
家族を殺されたからといって誰もが鬼狩りになるわけじゃないし、妹を見捨てて自分の安全な人生を取る人間だっているかもしれません。
もしくは一時的に鬼狩りになる決意をしたとしても、鬼の怖さや訓練の厳しさに耐えかねて、途中離脱する人間だっていると思います。
自分の命を失う恐怖が勝れば、途中で鬼殺隊をやめてしまうことだってあり得ますしね。
鬼への恐怖や訓練の苦しみがあっても、炭治郎は鬼殺隊の剣士になることを選び続けました。そして一度たりとも逃げようとすることなく、最後まで戦い続けます。
これはやはり相当の勇気がないとできないことですよね。
炭治郎は自分の命よりも、妹の禰豆子を元に戻すことや人々を鬼から守ることを選んだ、本物の勇気を持つ人間だと思います。
また、無限列車編では魘夢 (えんむ) という敵が見せた夢の血鬼術から抜け出すため、自分の首を切って自害するという方法を思いつき、それを実際に実行しました。しかも何度も。
いくら夢の中とはいえ、首を切って自害することで本当に目覚めることができるのか確かなことはわからない中、それを実行できるのは並の精神力じゃありませんよね。
見ているこっちの方が怖くなってしまう、それくらいのことを炭治郎はすさまじい勇気を持って成し遂げているわけです。あー、やっぱり炭治郎はすごいや。
そういった超一流の勇気を持っているのも炭治郎の魅力の一つであり、その強い心に私たち読者は惹きつけられてしまうのでしょうね。
【まとめ】炭治郎は誰よりも心優しい純粋な主人公
炭治郎は本当に純粋で心優しく、深い慈悲の心を持つ温かい主人公です。
それにしても、ここまで人格者な性格の主人公って、最近の漫画にしては珍しいですよね。
でもだからこそ、逆にそれが新鮮で魅力的に映るのかもしれないなぁと思いました。
やっぱりクズより優しい人間が主人公の方が、漫画を読んでいて気持ちいいですしね。
私は、死ぬほど優しい炭治郎を見て『鬼滅の刃』をさらに好きになったので、やっぱりこの性格の炭治郎が主人公だからこその『鬼滅の刃』のヒットなのかもしれないなぁと思いました。
彼は聖人君子レベルに優しいので現実にはなかなかいないかもしれませんが、炭治郎を見ていると心が洗われるようになるので、彼は読者の心も救っているような気がします。