『鬼滅の刃』に登場する我妻善逸(あがつまぜんいつ)は、弱々しいヘタレキャラなのに人気が爆発していて、人気No.1キャラクターになるという快挙を成し遂げた人物です。
確かに情けないし小心者な善逸ですが、そんな彼だからこその魅力というか、時々見せるかっこよさにハートを射貫かれた読者も多いんですよね。
特に、極限まで追いつめられた善逸は神速で相手を一刀両断してしまうので、その意外性やギャップから人気があるのもうなずけるし、ある意味炭治郎よりも主人公っぽい感じがしてしまいます。
ここでは、そんな善逸のかわいくてかっこいい魅力について徹底考察していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
善逸のかわいくてかっこいい5つの魅力!
善逸は鬼殺隊の剣士であり、主人公・炭治郎の同期でもあります。
女好きの臆病者であり、金髪の容姿をしているのが特徴ですね。
名前もつけられずに親に捨てられた捨て子であったという、なかなかハードな過去の持ち主でもある善逸ですが、それでも闇落ちせず真っ当な生き方を貫きます。
ここでは、そんな善逸のかわいくてかっこいい魅力を列挙してみました!
ネタバレ満載なので、原作を読んだ方のみこの先を読んでくださいね。
1. 見た目がかわいい
善逸はよく変顔をするのでイケメン枠には入っていないように思われますが、顔立ちは基本的に悪くないです。
可愛い系男子という感じでしょうか?真面目な時の顔は、美少年枠にも入れるくらいの顔立ちをしていますね。
男らしい男性が好きな人には好まれないかもしれませんが、可愛い系が好きな人には好まれそうな容姿です。
読者人気がNo.1とも言われている善逸ですが、特に女性読者からの人気が高い気がしますね。
普段弱々しい感じなのも、母性本能をくすぐられるのかもしれません。
2. 面白いツッコミ担当
善逸は(読者から見て)非常に面白い少年です。
コミカルな動きや変顔をよくするので、『鬼滅の刃』のギャグ担当みたいなところがありますね。
ただし善逸は常識を知っているので、田舎育ちの炭治郎や山育ちの伊之助にキレッキレのツッコミを入れることもよくある、ツッコミ担当でもあります。
ギャグ担当でありツッコミ担当でもある善逸がいるおかげで、『鬼滅の刃』がより一層明るくコミカルで面白い作品になっているのは間違いないですよね。
ただちょっとうるさいところもあり、好き嫌いが非常に分かれるキャラでもあります。
怖い時に騒ぐ、ねずこがかわいくて騒ぐ、とにかく騒ぐ(笑)善逸は「よく騒いでいる男」というイメージな人は多いはずです。
鬱陶しいくらいにギャーギャー騒いだりするのはうざいと感じる人もいるようで、特に男性読者からの人気はそこまで高くないような気がしますね…。。
でも、善逸がいるおかげで面白い物語になっているのは確かなので、個人的には嫌いじゃないです。
3. ヘタレだけど性根は心優しい
善逸は普段はとても小心者で情けなく、弱いヘタレな少年です。
自分よりも小さい子どもに泣いてすがるほど臆病者で、あまりの弱さに見ているこちらが驚いてしまうほど。
しかし、そんな情けない善逸も、性根は心優しいイイヤツなんですよね。
善逸は炭治郎が大事にしている籠の中身を知らないまま、伊之助にボコられても守り続けたりしています。
炭治郎がくれたおにぎりが1個しかないとわかると、半分にわけて返したり。ちゃんと人を思いやることができる子なんですよね。
炭治郎のことを「泣きたくなるような優しい音がする」と言ったりして、ちゃんと相手の優しさを見抜く目も持っている善逸。
相手の優しさに気づくことができる人は、その人も優しい人間であるからこそなので、善逸も炭治郎同様に優しい人間だという証拠だと思います。
ヘタレだけど根は優しい善逸。やっぱり優しい人間は魅力的なので、これも善逸の大きな長所ですね。
4. 失神すると超強くなるギャップがいい
口癖が「死ぬ死ぬ」というヘタレな善逸ですが、窮地に陥って失神すると超強くなるというギャップがあります。
すさまじいスピードで雷の呼吸、壱ノ型、霹靂一閃(へきれきいっせん)という技を繰り出す善逸。
気を失っているからか、その時の善逸は雰囲気が変わり、超かっこよくなるんですよね。
一瞬で敵を殲滅してしまう善逸の姿からは、普段のヘタレな彼がまるで想像できません。
このギャップが善逸の最大の魅力でしょうか。
善逸がただのヘタレな小心者だったら、ここまで人気は出ないはずですからね。
普段は弱くて情けない少年が、窮地に陥ると超強くなるという設定が、善逸人気を押し上げているんだと思います。
私も最初はあまりにも善逸が弱くて情けなくて少し苦手でしたが、鼓屋敷編や那谷蜘蛛山編で善逸のすさまじい神速での一刀両断を見た時、「おおー!」と感激してしまいました。
特に那谷蜘蛛山編での動きはかっこよすぎて、この時初めて「これなら善逸に禰豆子を任せられるわ…」とか思ってしまいましたね(笑)
私の中で善逸の評価が格段に上がった瞬間でもありました。
5. いざという時は男らしくなれる
しかし、私の中で善逸の評価が最大限に上がった瞬間は、さらに先の話になります。
まだアニメ化はされていませんが、善逸と上弦の陸の鬼である獪岳(かいがく)との戦いで、善逸の評価はうなぎ登りになりました。
獪岳は兄弟子でありながら鬼に堕ちてしまい、そのせいで善逸の育手であるじいちゃんが介錯もつけることなく切腹して自害してしまったことで、善逸は激怒します。
恩人であるじいちゃんを死に追いやった、兄弟子の獪岳と戦うことを決意する善逸。
「これは絶対に俺がやらなきゃ駄目なんだ」と真剣に言います。
とはいえ、相手はいくら見知った仲の兄弟子とはいえ上弦の鬼。相当強いはずで、自分が死ぬかもしれないわけです。
今までの善逸だったら、殺されるかもしれない強い敵を前にしたら震えてばかりいたのに、怖がることなく冷静に獪岳と対峙しました。
もうこれだけで善逸が成長したことがわかりますよね。というか元々持っていた善逸の強さが発揮された瞬間だったという感じでしょうか。
この獪岳との戦いでは、善逸は本当にかっこよかった。
今までのように失神しながら戦うとかではなく、冷静に怒りを持ちながら獪岳と戦います。
親に捨てられた善逸にとっては、育手のじいちゃんが親のようなものであり、そのじいちゃんを自害に追い込んだ獪岳が本当に許せなかったんでしょうね。
しかも、自分が尊敬していた兄弟子だっただけに、鬼に堕ちたことも許せなかったんでしょう。だからこそ、自分で獪岳を倒して決着をつけようとした。
この戦いでは、普段の善逸とはまるで違う口調で獪岳に対峙していて、本当にかっこよかったです。
怖い敵を前にしたら逃げてばかりいた善逸ですが、本当に許せないことにはここまで強くかっこよく戦えるヤツなんだな、ということがわかる回でした。
そして、普段はあんなにヘタレだけどいざという時はここまで男らしくなれるということもわかったのです。
これも普段からクールなキャラが冷静に戦うなら意外性もないですが、普段情けない善逸という人間がここまでクールに戦うからこそ、かっこよく見えたわけですね。
まさしくギャップ萌えというやつです(笑)
怒るべき時にはしっかりと怒り戦うことができる、そんな善逸は本当にかっこいい。
やっぱり禰豆子を任せられる男ですなぁ。
【まとめ】なんだかんだいって善逸はいいヤツ
善逸はヘタレで情けない小心者ですが、なんだかんだいっていいヤツです。それは間違いないです。
私は最初「善逸に禰豆子はもったいないな」と思っていたのですが、善逸はいざという時は頑張れるヤツだし、本当は強いし、何よりも禰豆子に出会ってからは禰豆子一筋なんですよね。
だから最後は、善逸に禰豆子を任せられるような気がしました。
善逸なら、きっと一生禰豆子を大切に幸せにしてくれるような気がします。
ただ善逸は、「結婚したら毎日寿司とうなぎ食べさせてあげるから安心して嫁いでおいで」と禰豆子に言っていましたが、それは実行できたのか気になります(笑)結構お金かかりそうだけど。
何はともあれ、かわいくてかっこいい魅力のある善逸のことを、私も最後にはすっかり好きになっていました。
母性本能をくすぐる可愛い系男子の善逸、その魅力は意外とあなどれないです!